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05.18  
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日吉誕! ですよ!
滝+日です。ぶっちゃけ滝話になってごめんなさい^q^
明日もテストあるけど息抜きに……





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「日吉、ちょっとこっちに」
「……なんですかそのやけに嬉しそうな顔」
「今日誕生日なんだろ?」
「はい」
「おめでとう」
「ありがとうございます」
「で、ちょっと俺があげられるものとか考えてみたんだけど」
「……いや、お構いなくというか、普通に祝ってもらえただけで十二分ですけど」
「この氷帝で普通に祝うだけっていうのが通ると思うなよ」
「氷帝で、じゃなくて跡部さんが居る環境で、だと思いますけどね」
「あはは、日吉もやるねー。……まあだから盛大にお祝いするほうは跡部に任せるとして、俺からはちょっと趣向の違うものをあげるよ」
「……これって、」
「あげるよ」
「……だってこれ、ないと困るんじゃないですか」
「んー……正直もうこいつがなくても困らないのは、困らないんだよねえ」
「それは、引退したから、てことですか」
「それもあるけど。日吉は知らないだろ? こいつと俺の付き合いが何年とかって」
「生まれたときから、とか?」
「ハズレ。正解は二年半」
「……そんなに短かったんですか」
「意外?」
「まあ」
「これは跡部にもらったものでね」
「跡部さん?」
「一年のときに時計見ないでラップ取ってたら跡部に見つかっちゃってね。それで俺は見なくても分かるんだよって言ったら、次の日には持たされた」
「そんな大事なもの、受け取れません」
「話は最後まで聞いて」
「……はい」
「『能力があるなら、能力が正しく伝わるよう表現しろ』って言われて。コンマ以下まで秒数が分かるなんて、物証なく言っても信憑性ないもんね」
「はぁ」
「そういう由来のものだけど、もうこいつがなくても俺の測定が正しいってことは皆疑わないからね。だからなくても大丈夫」
「……でも何でそれを俺に渡す気に?」
「……これはね、御守りだよ」
「御守り……」
「どうしたって何もかもを上手くやるっていうのは困難だ。自分に能力があっても、それを上手く表に出せないこともある。そういう時にでも、ちょっと動かしてみればいいよ。それでゆっくり10秒計ってごらん。俺はそれが、気持ちを静めるおまじないだった」
「……ありがとうございます」
「あ、そうそう。あともう一つ」
「?」
「10秒ぴったりで止めるコツはね、頭の中で何か1秒ピッタリの基準を見つけて、それを10倍することだよ。因みに俺は氷帝コールを10回唱えてた」
「……覚えておきます」
「うん。それじゃあ、日吉の14歳がいいものになるのを祈ってるよ!」


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本人はストップウォッチいらなくて周囲のためにもってるっていう滝が萌えという話です
日吉にあげる気になったのは、もちろん彼が次期部長だからですよ
なにはともあれ日吉14歳おめでとう!! 好きだ!
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