「１５歳おめでとうさん、ケンヤ」
「いや、あの白石……」
「ん？　どうかしたか？」
「俺の誕生日、明日なんやけど……」
「知っとるよ？」
「せやったらなんで！　なんで今日おめでとうて言うねん！　意味分からんわ！」
「そりゃあお前、スピードスターやからおめでとう言うのも早いほうがええかなあっちゅー俺の心遣いや。受け取りや」
「はあそりゃおおきにーって、そんなんで納得するか！」
「まあさっきのは半分くらい冗談やけど」
「半分はマジやったんやな……」
「俺、おめでとうとは言ったけど。１５歳おめでとう、やで」
「それがどないしたん？」
「やから、誕生日は祝ってないって」
「はあ？」
「あんなあケンヤ。日本の民法やと、誕生日の前日で一つ歳とることになっとるんよ」
「え、なんで？」
「んー、前日で、ケンヤやったら満１４歳になるわけやろ。１４歳としての３６５日が終わった時点で加齢する、みたいな感じやったと思うけど」
「へーえ……」
「せやから金ちゃん。４月１日生まれやけど一年生やろ」
「あぁ、なんか前にこういう話したなあ」
「スピードスターなのはほんまに足とペン回しだけにしとき。記憶とぶの早いとかシャレにならへんで」
「シャレにする気もないわ！」
「まあええわ。とにかく１５歳おめでとな」
「おー。あ、せや今年祝ってくれたん白石が初めてや。おおきにな！」
「どういたしましてー」





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２０１０年謙也誕はもしかしたらこれで終了です笑
謙也さん大好き！（って、きっと白石も光も思ってるよ）
たぶん白石は１７日に皆と一緒に前日なにもなかったかのように振舞って普通にケンヤのハピバします。